この映画は、実際にオーストラリアで野生動物の保護(特に、ワニ(クロコダイル)再配置事業(ワニ保護のため適切な場所へワニを再配置させる)仕事で有名)を行い、オーストラリア動物園(彼の私設動物園)の園長であり、ディスカバリーチャンネル内の「アニマル・プラネット」で放映されている「クロコダイルハンター」という番組を持っている、スティーブ・アーウィン氏が、本人自身の役で主人公を演じている映画です。
合衆国の監視衛星が、墜落、その機密データカプセルが、オーストラリアに落下してしまった! そのカプセルを一匹のクロコダイルが呑み込んでしまったから大変。
落下した監視衛星の機密データを回収しようとするCIAのエージェントと
機密データがからんでいるとは知らずにワニを保護、移動させようと、行動するスティーブ氏との追いかけっこ。その合間合間に、スティーブ氏の動物に対する情熱をかいま見させるエピソードがたくさん
挿入された、動物教育系、お楽しみ、おとぼけのんびりコメディです。
DVDのパッケージには、「ノンフィクションの自然愛護活動と、フィクションのCIAアクションストーリーが絶妙にシンクロした異色のパニック・ムービー」とありましたが、まさにそういった感じです。
アクションも、対エージェントより、対ワニ、とか対ヘビ、対毒グモとかの方が激しいです。スティーブ氏本人が行った、水中でのクロコダイルとの格闘シーンが一番の見せどころでしょうか。
多分、この主人公、スティーブン・アーウィン氏の事を良く知っているともっと
楽しいのでしょう。・・・いや、知らなくてもアーウィン氏のはじっけぷりは楽しめました。
この映画のために役を作ったという訳ではなく、どうやら彼は、天然、ハイテンションな方なようです。
映画としては話の筋立てを楽しむというよりは
ワニとか、ヘビとか、そういうのを楽しむといった方がいいかもしれません。
暴力シーンも、エッチシーンもなく、オーストラリアの野生生物についてもお勉強できる、ご家族で見ても安心、な映画です。
この映画、デイヴィッド目当てで見ました。お目当てのデヴィットは、本当にちょい役なんですが、オーストラリアの動物保護局のレンジャー役で出てきます。その問題のワニが棲息している川べりの牧場主の
おばさまに、「ワニをショット・ガンで撃ち殺すなんて言わないで(はい、そういうたくましいおばさまです)、プロに来てもらうからまかせなさい」、と説得する役。
ごく普通の、ちゃんと仕事してる(牧場主のおばさまに犬けしかけられてあせったりするけど)レンジャーを演じていました。貴重な、日本語環境で見られる「普通の人」の役ですね(^^;)
公式サイト:
http://www.mgm.com/crocodilehunter/home.html
トレイラー、ストーリー紹介、キャストプロフィール、フォトギャラリー、インタラクティブ・ゲーム、
壁紙やスクリーン・セーバーなどのグッズなどあり。デイヴィッド単独アップの壁紙があります。ハンサム〜(^^)